美術教育集団AONOSEの
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現代アート の 楽しみ方
カンパ〜イ!!
ハーイみんな、オンラインで会えて嬉しいわ。最近はどう?
どうもこうも、暑くて死にそうだよ
美術館も再開したけど、コロナ対策で予約制だったり、外出のハードルが上がったざます
・・・・・・
そういえば今、世田谷美術館で事件が起きてるんだよ!
STBで一体なにが!?
詳細は現地で。8月26日、世田美に集合だ!
ラジャー!!
というわけで、やってきました!!噂の現場、世田谷美術館!!
いつものポーズ、Social distance version ⭐︎ 2020 !!
オッス!みんな! あれ? Shiorizmが来てない?
・・・どうやらポンピドゥーと間違えてパリに行こうとしてたみたいだね・・・
Shiorizmさん、OMG!
あー、それでどろぼうの格好・・・
とっくに終わってますけどね・・・盗めるアート展
アレですよね!? SBIアートオークション!!!
広い広い我が家に飾る、イケてる出品作品があったら、このボクが最高落札額を更新しちゃうかも!
ああまた広い広い我が家に、コレクションが増えちゃうなぁ〜
完全にSBIを世田美と読み違えてるざますね・・・
アタッシュケースにいくら詰め込んできた!?
シ~~~ン
本当に何もない・・・
これ、マジで盗まれたんじゃないの?
コレクションが盗難に??
いや、事件といったのはそういうことじゃないんだ。
この展覧会にはホントに作品がない。
既に1950年代にイヴ・クラインというアーティストが、入場料取って作品なしの『空虚展』を開催して、大炎上と同時に一躍有名になっているけれど・・・
世田美ではそういった歴史を踏まえた上で、様々な美術展が中止になっているコロナ禍真っ最中のリアルな表現として、
あえて<無>を提示することで、
美術館自らと、訪れる人々に対して
<美術館>という存在について
問うているのだよ!!
監視員に止められる前に叫ぶのやめろ
不可視なコロナウイルスとの不安な戦いの日々・・・そんな思考を
いかに消化するのかがアフターコロナ時代の生き方・・・
このある意味、不可視な展示こそが・・・生き方を見つめ直す・・・
コロナ時代の答えとなる究極の
ソーシャリー・エンゲージド・アート!
(社会と結びついた美術)
監視員に止められる前に服を着るざます
監視員に止められる前に叫ぶのもやめろ
もういっそ怒られたらいいと思います
ここにSTBを設計した内井照蔵さんの言葉が書いてあるんだけど・・・素晴らしい・・・
「美術館は美術と生活との関連をとらえ、示す場でなければならないと思う。私は生活空間化こそ、今日の公共建築に求められている点であると思う。」
たしかに、この作品のない広い展示室を見ていると、独りで過ごすだだっ広い我が家を思い出す・・・
シャンデリア、デザイナーズ家具、高級シャンパン・・・パンピーから羨ましがられるシティボーイのボクなのに、なぜか涙がとまらない・・・
なんだろう。全然同情できない
そうだ。こんなときは、ShiorizmさんにLINEしてみよう!
彼女ならきっと優しく慰めてくれるはず・・・
あれっ、前に送ったLINE、未読のまま・・・
これ・・・よかったら・・・
ありがとう、ニノ
・・・ねぇ、今度、広い広い我が家に高級シャンパン飲みに来ない?
行かないです
しゃあねえな!作品が何もないならあたいが作品になったるぜー!!動く彫刻~っ!
なにもない会場で一人彫刻!なんつう贅沢!
窓枠も借りちゃうよー!